優先席、譲らない?座らない?

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朝の通勤の路線バスの中のこと。

私は最前部の二段ほど高い座席に座っていた。

そこに幼児を連れた若いママが乗ってきた。やっと歩けるくらいの子供を混んだバスの中で立たせておくわけにもいかないので、ママはよいしょと子供を抱っこした。

私のすぐ後ろには5人掛けの優先席があり、当然誰かが席を譲るだろうと思っていた。

しかし、一向にそんな気配はない。

きっと優先席も子連れ、妊婦、お年寄りで満席なのだろう。 うん、そーか、そんなら仕方ないよね。 バスが停まるタイミングを待って私が席を立たなくては。

そして次の停留所に停まり、なんと今度は赤ちゃんを抱っこしたママ2人とイクメンひとりが乗ってきた。

あとから乗ってきた3人はベビーキャリーを着けていたが、最初のママは素手で抱っこだ。 しかも乳児ではなく幼児なのでさぞかし重いだろうと、まずは彼女に座ってもらうことにした。

荷物と幼児を抱えて席についた彼女を見て、「もっと早く譲ればよかったな」と思った。

それにしても優先席のザマはなんなんだ?

5人全員若者。しかもどう見ても妊婦でも身体に支障がありそうにも見えない。

一人は爆睡、あとの4人はスマホから顔もあげない。

顔をあげたら、目の前に並んだ赤ちゃんを抱っこした3人が見えてしまうから?

「誰も譲らないからいいよね」って同調圧力でも働いているのかのよう。

でも優先席に座るからには、しかるべき時に席を譲るつもりが少しくらいあって欲しい。 それが面倒なのか、混んでいても優先席だけポッカリ空いている光景もよく見かける。

子連れやお年寄りの中には、「座らなくても大丈夫」という人も多い。 特に微妙なお年寄り? にはかえって失礼かもと思うこともある。 とある60代後半の女性が、席を譲られて「そんなトシに見られたのかしら」と憤慨していたことがあった。

だからお年寄りの場合は、乗ってきた時の足取りで判断するようにしている。

こう書くと、お前は人に席を譲るのがどれだけ生き甲斐なのか?と言われそうだが、別にそうではない。 仕事中は何時間も立ちっぱなしだし、中年過ぎてるし私だって体力を温存したい。 しかし、見るからに座った方が良さそうな人をほっといて、座り続けていられるような図太い神経がないのだ そんなの居心地が悪くてしょーがない。 それなら立ってた方がずっと気がラク。  むしろ狭い二人掛けの席に縮こまって座るなら立ってる方がいい。

 

そして、その日の帰宅のバスで。 このバスはコミュニティバスで全席優先席となっている。

いつもより混んでいて、立っている人が増えてきた。

そこに年配の婦人3人づれが乗ってきた。

無言で席を立った私、当然3人の中の一番年配そうな杖をついたご婦人が座ると思いきや、「あなた、座りなさいな」「そうさせてもらうわ」と言いながら、一番若そうなご婦人が席に。

「あれ、そうなんだ? てか、他の奴らも席立てよ〜。杖ついたおばあさんが立ってるんですけどー!」と心の叫び。

ほどなく、バスは某高齢者マンションの前に停まり3人は降りていった。 よく見たら3人とも杖をついていて、席に座ったご婦人がひときわ歩みが遅いようだった。

なるほど、見た目と身体の状態は裏腹だったりするのね。 それじゃあ、朝のスマホから顔もあげない4人はきっと視野狭窄でも患っていてスマホの画面しか視野に入らないお気の毒な病気だったのかもね。 爆睡していた一人はナルコレプシーだったのかもしれないわねー。うん、きっとそうに違いない(なわけないだろが)

 

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